2026年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた第3回準備委員会が28日、米ニューヨークの国連本部で始まった。ロシアのウクライナ侵攻などで安全保障環境が悪化する中、26年の再検討会議での合意形成につなげられるかが焦点となる。会期は5月9日まで。
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岩屋毅外相は参加国のなかで唯一の閣僚として出席し、演説した。日本の外相の準備委員会への出席は2018年以来で、3回目。岩屋氏は演説で、NPT再検討会議が過去2回連続で決裂していることを念頭に「この枠組みを何としても維持し、強化しなければならない」と訴えた。「日本もNPTを維持し、透明性や説明責任を高めつつ、より良く機能させるために最大限の取り組みを講じていく」と語った。
また昨年、日本原水爆被害者…